大会名:JNCC2019 第5戦 長野爺ヶ岳大会
成績:COMP-A 2位 総合8位
車両:BETA RR2T 200
タイヤ:F IRC IX09gekota(0.65圧) R IRC VE-33S(極低圧相当ムース)
混合オイル:elf HTX976+ 混合比 50:1

前大会までクラス2連勝と総合5位を2回続けて獲得し、過去なかなか結果を残せていない爺ヶ岳ラウンドを迎えた。
車両をBETA RR2T200にスイッチして3ヶ月が経過し、モディファイしたフロントサスペンションのおかげもあり、ハイスピード領域でも違和感や怖さを感じることなく攻めの走りができるようになってきた。
大会ごとに参戦体制が強化される中、今回はelf様のオイル使用テストとワークスピット運用テストを開始。 これに伴い大会前日にはelf下見ツアーとしてファンクラスのアテンドをさせていただきました。
またelfワークスピットでは給油スピードを早くするためMCジャパン様からACERBISのクイックチャージャーをお借りし、jonit原田メカによる超速給油を行うことに。

不安定な天候により路面はややスリッピーという状況でコンプクラスがスタート。
始動性が抜群のBETA。2コーナー過ぎにはクラストップに立ち、気持ちよくバイクを進めることができた。
先にスタートしたAAクラスにも追いつくがAクラス保坂選手にパスされ1周目はクラス2位総合10位で通過。
下りのがれ場が多いことから入念に4アームストロングで腕上がり対策を行ったことで、軽い腕上がり症状はあったものの、3周目にはペースを掴むことができた。
1時間経過時の1回目の給油はあっという間に完了し、クラストップ総合6位までジャンプアップ。
しかしその後の7周目8周目に2度ほどバイクから投げ出される大きな転倒を含め、何度も転倒を喫してしまい、一気に体力を消耗してしまう。
2度目の給油でクラス2位に下がるが、給油の少しの休憩でリセットしトップの鈴木涼太選手を抜き返して迎えたラスト2周のウッズ区間で総合1位の渡辺学選手にパスられる。
つまりは学選手に着いてそのままゴールゲートまで行けばクラストップのチェッカーを受けられるという状況と認識し、とにかく着いていくことに。
しかしトラブルを抱えた学選手のペースが上がらず詰まってしまう状況の中無理に抜き返すことなくピッタリ後ろを走っていると、先程抜いた鈴木涼太選手に追いつかれてしまった。
もうすぐゴールと一度認識した体と心に「もう1周」というエネルギーは残っておらず、あっさりパスされこのレースをクラス2位総合8位で終えることとなった。

今回の反省点は最後のひと踏ん張りができなかったことよりも、何度もの転倒による時間と体力のロスの部分と捉えるべき。
認識しにくいウッズの草陰に隠れた切り株に安易に突っ込んでは投げ出されるという、大怪我にも繋がりかねない転倒や、疲れからラフに入ったガレ場の転倒など、とにかく無駄が多かった。
視野を広く持った冷静な走りと、疲労時にもバイクを安定させるテクニックが必要と痛感。
残された時間でこの課題に向けた機材チョイス、セッティング、練習方法などしっかりと検討し次戦に臨みたい。

前日のバイクセティング時に少し違和感を感じたことを原田メカに伝え、すぐに原因を発見し対策していただけたこと。
給油時間を短縮しライダーの負担を軽減するためにelfワークスピット、ACERBISチャージャーの提供やメカニックの素早い給油作業をしていただけたこと。
IRCではタイヤ選択の相談に乗っていただき、現地で交換作業をしていただけること。
スポンサー各社様に事前の準備やトレーニングサポートをいただけることなど、沢山のサポートが自分に注がれているという事実をしっかりと受け止め、今後もレースを走ることだけでなく、意味のある活動をしていきたいと考えています。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

内嶋 亮

画像の説明

BIKE:BETA RR2T 200
TIRE:IRC
4ArmStrong
elf
EYEWEAR:OAKLEY
RIDINGKIT:FOX(DIRTFREAK)
MAINTENANCE:jonit.
HAIRSALON LOOP
SKULLSHAMPOO
MTB:SANTACRUZ
SHOES:ION
FUJIMIPANORAMA

画像の説明

a:815 t:1 y:0