2021JNCC第5戦 新潟神立大会レースレポート

大会名:JNCC2021第5戦  新潟神立大会
成績:COMP-AA 7位 総合10位
BIKE:KTM250SXF Jon it.モディファイ
タイヤ:F IRC VX-30 (0.5kgf) R IRC M5B EVO140(ムース)
チェーン:DID
リム:DID 軽
ウェアー:seven
ハンドル:ISA テーパーハンドル
セットアップ&メンテナンス:Jon it.

JNCC全8戦のレースシーズンの折り返し5戦目となる新潟神立大会は、テクニカルなウッズは無く、常にハイスピードでレースが進む高い集中力が求められるコース。
事前情報として発表されたコース内容は、昨年同様にコース前半にガレの上りがあり、新区間としてコース後半にロングダウンヒルが待ち構えると言う内容。
昨年大会に走った経験から神経質になるような木の根などはなく、ガレの難易度もそれほど高いわけではないと言うこともあり、繰り返されるアップダウンでのグリップ力を求めてリアタイヤにはIRC M5BEVOの太い方の140サイズを選択。
120から140へのサイズアップに関しては路面追従性の向上も体感でき、ガレでは包み込むようなグリップ感を得られると言うことも期待した。
フロントタイヤには下りキャンバーでの優位性を求めて新型タイヤVX30を選んだ。
コーナー進入時やキャンバーでのグリップ力が非常に高いことをテストで実感していたので、今回は迷いなくこれを選んだ。
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バイクセッティングに関しては、前回大会で少し気になっていたガレ登りでの不安定感を解消する方法を模索していたが、これはリアタイヤを140サイズにすることで対応した。

予想はしていたものの湯沢エリアの湿度は高く気温もやや高いことから会場入りしてからレースまでの間に熱中症にならないようブース運営や試乗会の活動を行った。
コース下見に関しては、スペシャライズドのe-MTBを使い、金曜日夕方にフルコース1周。
そしてレース直前にも1周し、各所の路面状況を把握して自分が走るラインを絞り込んだ。
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レース当日は暑さもかなり厳しく、1周の下見の後にはプールに入り全身をクールダウンさせ、非常に良い状態でスタートラインに立つことができた。

スタートフラッグが振られ落ち着いてエンジン始動し8番手あたり。
早々に現れるガレ登りは前にいるライダーの巻き上げた埃で路面確認ができず、スローペースを余儀なくされてしまう。
これを抜けたアップダウン区間に入ると埃もやや解消され、下見していたラインがバッチリ決まりすぐに6番手までポジションアップ。
前を走る5人は根本的なスピードレンジが自分よりも高いため、大きく差をつけられてしまうが、埃による影響も少なく走りやすい状況でもあった。
1周目をクラス6位で通過したが、やや疲れが出て3周目には8位までポジションダウン。しかし4周目以降はリズムも掴め気持ちよく走ることができ、齋藤祐太朗選手と6位のポジションを入れ替えながらのレースがしばらく続いた。
レース後半に入り上りにも下りにもできたギャップに対応していた上半身にかなりの疲労が現れ、齋藤選手のペースに着いて行けず、また数名の Aクラスライダーにも先行されてしまうが、状況からして彼らを抜くと言うのは厳しいと判断し、現状のポジションをしっかり守るため、攻めすぎず守りすぎずのライディングでクラス7位総合10位でレースを終えた。

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前回大会が総合4位と言うこともあり、今回のリザルトは満足できるものではないが、参加メンバーやコース内容、自分自身のライディングの満足度から言えば悪くないレースだったと言える。

改善点と言えばレース後半の上半身の疲労によるペースダウンの原因を探り改善策を練り、次へ繋げることだろう。
これができれば後半もう少し早いペースで周回し、リザルトも上を狙えたのではないかと感じる。
乗り方、フィジカル、バイクセッティングなど様々な観点から検討していきたいと思う。

次戦は8/29福島県箕輪の新会場新コースでの開催となり、タイヤチョイスやバイクセットアップなど悩むことも多くなるだろうが、事前情報とレースウィークの下見をしっかり行い、最高の状態で次回もスタートラインに立てるよう準備していきたい。

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